宮古島観光情報
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久松みやーか群の風景
久松みゃーか(巨石墓)群とは
宮古島には14世紀以降、たくさんの墓が残されています。それも巨大なものが農地や町中に残っています。ここで見られるのはだいたい14世紀~16世紀末のもの。なかでも伊良部島大橋たもとの久松地区、久松公民館近くには、巨石墓が多数あったようです。現在確認されているのは4基のみですが、あちこちに巨石が散乱しており、もっとたくさんの墳墓があったことがうかがわれます。調査がされていないので、詳しいところはまだわかりませんが。 この地域は、遠く日露戦争の明治38年に日本海海戦の直前、ロシア艦隊が北西洋上を航行するのを最初に見つけたところです。当時は宮古島に無線のなく、若者5人が石垣島の八重山通信局まで刳り舟を漕いで荒海を渡り、「敵艦見ユ」との情報を送りました。日本海海戦の勝利に決定的に重要な情報でした。ただ残念なことに、東京に情報が到着したのは2番目でした。
久松みゃーか群の行き方
宮古空港西側を走る県道390号線を北上。平良久貝郵便局の先、久貝交差点を左折します。そのまま県道192号線を道なりに走ります。久松公民館に到着したら右折です。すぐに「久松みゃーか群」の案内板があります。
久松みゃーか群の詳細
この地域では巨石墓を「ぶさぎ」と呼んでいます。 古い時代の墓は、死体を野山や洞窟にさらす風葬でした。みゃーかの時代の前には死体を屋根のようなもので覆うようになりました。みゃーかはその風葬の名残を止める宮古で最も古い墓の様式です。巨石で囲った中央に棺を安置して、その上に一枚岩をかぶせています。さらにその上を屋根で覆っていたようです。14世紀後半のことです。 これはすぐ北の平良港近くにある、仲宗根豊見親(ナカソネトゥユミヤ)の墓のわずか前の時代のことです。沖縄本島との交流が活発になり、墓の様式も15世紀ごろに一変しました。この後、成形された石を使う、大きく形の違うものになりました。仲宗根豊見親の墓がちょうどその例になります。より後の時代には、さらに「亀甲型」「破風型」と横穴式の発達した現代の墓の形になっていきます。 みゃーかから仲宗根豊見親の墓へのいきなりの変化が、宮古島が琉球王朝の支配下にはいった瞬間をはっきりと表わしているのです。
久貝ぶさぎ
久松公民館横にあるミャーカです。宮古島の首長であった忠導氏家の祖で、仲宗根豊見親の妻の父、安嘉宇立親(アコーダテウヤ)が祀られています。15世紀末のものです。仲宗根豊見親は、大浜の赤蜂兄弟を討った英雄。妻 宇津免嘉(ウツメガ)は神職の最上位である大安母職でした。夫婦で宮古の祭政を司っていたのです。統一された、琉球王朝の支配下での宮古島の最初の支配者です。 巨樹の根元の香炉のあるところ、これは御嶽です。
松原みゃーか
石積みの構造がよくわかります。中央に蓋つきの石棺があります。世紀中が四角く並んでおり、中央に蓋のある石棺が置かれています。
周囲の御嶽
久松公民館周囲には5つもの御嶽が取り巻いています。
久貝のツカサガン
立派なコンクリート壁で囲まれたガジュマルの巨樹のもとにあるツカサガン(司神)。 ◎松原のツカサガン 公民館わきの草地にたたずむ「松原のツカサガン」。明るい雰囲気です。久貝と同じく、ツカサガンの守護神です。
アコーダキ里の神
公民館の向かいにあります。アコウの老木が茂っています。
ツナフツ
アコーダキ里の神の南、道路に面したところに石の香炉があります。祭神は唐人7人漂着伝承の中の唯一の女性神です。漂着した船のとも綱をつなぎとめた場所がツナフツの名のもとになっています。 ※ツカサガン(司神)は沖縄本島ではノロに当たる女性神人です。
久松みゃーか群付近の施設
伊良部大橋
国内の通行無料の橋としては最長の3,540mの長大な橋です。2015年(平成27年)に完成しました。宮古島の平良港と伊良部島を結ぶ橋で、県道252号線の一部です。海上を走る橋の上からの眺望は大変な人気で、橋を渡ることが目的の利用者もたくさんいます。ただし、橋上は車両駐停車禁止ですので、車を止めて景色を堪能するのは交通違反になります。
川満マングローブ
宮古島空港から国道390号線を下地地区に南下する道沿い、川満漁港の一角にあります。「川満」という交差点のすぐそばで、黄色の点滅信号が目印です。海側に駐車場があり、その奥が川満マングローブになっています。トイレ、売店などはありません。島尻とは違い小規模なマングローブ林ですが、道路からも見ることのできる自然の入り江です。
久松みやーか群の詳細
所在地 |
沖縄県宮古島市平良字久貝222(MAPで見る) |
アクセス |
平良港からバスで5分 |
駐車場 |
なし |
トイレ |
なし |
営業時間 |
- |
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宮古島ツアーズ
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