水納島への行き方・遊び方・おすすめスポット一覧!
目次
水納島が2つ!?
宮古諸島に存在する水納島とは?
出典:4travel
実は沖縄には「水納島」という名前の島が2つあるのをご存知でしょうか?
1つは沖縄本島の本部港から行けるクロワッサン型の無人島「水納島」。そしてもう1つが、今回ご紹介する宮古諸島の多良間島近くに位置する「水納島」です。
沖縄本島の水納島と混同していた方も多いかもしれませんが、宮古諸島の水納島はまた違った魅力が満載!
行き方やおすすめスポットを詳しくご紹介します。
水納島とは?(場所・気候)
宮古諸島の水納島は、多良間島(宮古島の西方約67km、石垣島の北東約35km)の北約8㎞離れた海上(北緯26度38分、東経127度)にあります。
サツマイモの形をした、周囲約7km、約2.15平方kmの小さな島です。
高温多湿な亜熱帯海洋性気候で、年間を通して暖かいのが特徴。
夏は日差しが強くとても暑いですが、木陰などの日陰に入れば適度な海風もあって気持ちよく過ごすことができます。
水納島の歴史
最高標高13.2mと極めて平たい地形で、1771年の明和の大津波では島全体が飲み込まれたと言われています。
水納島は多良間島とともに沖縄県宮古郡多良間村に属し、一時は250人強が生活していたこともありました。
しかし、昭和36年の台風被害を機に、政府の命もあり十八世帯が宮古島に移住、その後も島を離れる人が続き、現在は和牛牧場を営む一世帯が住むのみです。
水納島への行き方
出典:4travel
結論から言うと、水納島へは多良間島を経由しないと行くことができません。
その多良間島も沖縄本島と直結する航路や空路がなく、宮古島を経由する必要があります。
↓
多良間島からチャーター船で水納島へ行く(約15分)
⬇︎多良間島への行き方はこちら
水納島へ向かう航路も定期便ではなく、事前予約が必要なチャーター船のみです。
チャーター船は、島の住人である宮国さんに迎えをお願いするか、水納島への送迎やツアーを提供している多良間島のマリンサービスに依頼します。
チャーター船で向かう途中は、海風を浴びながら、刻々と変わる青い海の絶景を楽しむことができ、移動そのものがまるでクルージングツアーのような景観を楽しむ時間となります。
港に到着したら、100mにわたるテリハボクの防潮林のトンネルを抜けて集落へと進みます。
ここには宮国さんのお宅があり、その右手には樹高15mに達するテリハボクの巨木がそびえています。
また、かつての小中学校跡地には、鉄棒だけが残る広場と、宿泊用のコテージがあります。
水納島の楽しみ方
水納島は日帰りでも泊まりでも楽しむことができます。おすすめの楽しみ方を3つご紹介します♪
宿泊してありのままを楽しむ
泊まりの場合は、唯一の島民でもある宮国さんが所有のコテージがあるので、宮国さんに電話で問い合わせをする必要があります。
飲食店やスーパーも自動販売機などもないため、食料などは事前に多良間島のスーパーなどで調達し、コテージで自炊しましょう。
水納島周辺の海で
絶景シュノーケリング!
海の状態を見て、水納島への途中の海でシュノーケルをさせていただけることも!
数多くの熱帯魚が泳ぐ、枝珊瑚が美しい海。テーブル珊瑚も立派で、ウミガメに出会えることもあるのだとか♪
水納島周辺は潮の流れが速いところもあるため、水納島周辺の海の状況を熟知した方オススメの場所で安心安全に海を楽しみましょう!
動物たちと過ごす島時間
島内は野生化した沢山のヤギが自由に過ごしていて驚かされます。また、牛や猫やオオヤドカリなどなど…沢山の動物に出会えるので、生き物観察を楽しみたい方にはピッタリ!
ビーチでのんびりしたり、海で遊んだり、観光をしたり、どこもかしこも貸切な、贅沢な時間を過ごせること間違いなしです♪
水納島の人気スポット
水納島は観光地としての開発が行われていない島ですが、観光スポットもいくつか点在しています。
水納島に行ったら訪れたいスポットをご紹介します!
浜崎ビーチ
出典:4travel
島の西側にあるサラサラとした白砂と海の青とのコントラストが美しいビーチ。水平線に沈む美しい夕陽が見られます。日陰が少ないのでなるべく日陰を探して、水分補給もしながらお過ごし下さいね。
ビーチにはウミガメが上陸した跡が残っていることも!場合によっては多良間島から船で移動する途中に、港へ行く前にこちらのビーチに寄ることもあるそうです。
⬇︎浜崎ビーチの詳細はこちら
ハナレ崎(パナリ崎)
島の東側の景勝地である東浜崎に位置し、神聖な場所とされるハナレ崎。
岬付近には『ハナレの岩』があり、岩を覆うミズガンピは枝ぶりがよく、まるで普通の木のように伸び、低木らしからぬ様相で、天然記念物とされています。
美しい日の出を見ることができるのも魅力の一つ!
⬇︎ハナレ崎(パナリ崎)の詳細はこちら
テリハボクの防潮林&テリハボクの巨木
港から100mにも渡って続く、テリハボクの防潮林のトンネルは壮観です!そして宮国さん宅の前の樹高15mにもなるテリハボクの巨木は、四方に生き生きと枝を伸ばし迫力満点です。
テリハボクは漢字で書くと照葉木、宮古の方言では『ヤラブー』と言います。フクギによく似た葉の常緑樹で台風や潮風に強く、防潮林にも適していて、水納島を守る存在です。
⬇︎テリハボクの防潮林の詳細はこちら
水納御嶽
水納御嶽は村指定文化財で、15世紀後半に多良間島を統治した士原豊見親の叔父で、水納島を統治したミンナペーンスを祀っている神聖な場所です。
鳥居も作られ、『水納神社』とも呼ばれます。琉球の御嶽と本土の神社とは本来は全く別のものですが、本土の政府の何らかの意図で鳥居が後付けされたと言われています。
⬇︎水納御嶽の詳細はこちら
宮古水納島灯台
水納島で一番高い海抜22mのこの灯台。現在でもちゃんと点灯し、周辺を航行する船舶の安全に貢献しています。島のシンボルとしても有名です。
⬇︎宮古水納島灯台の詳細はこちら
まとめ
水納島への上陸は少しハードルが高めですが、ここでしか観られない景色や体験、そして味わえない空気が待っています。
特別なひとときを過ごすために、天候も考慮して、ゆとりを持ったスケジュールで上陸を計画してみてはいかがでしょうか?
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