宮古島ってどこにあるの?地図を使って宮古島の場所や行き方を詳しく解説!
目次
宮古島とは?
宮古島は、沖縄県宮古島市に属している宮古列島の中心に位置する島です。
島の面積は158.93平方kmで、沖縄本島の4分の1ほどの大きさになります。
年中暖かい亜熱帯海洋性気候に属した島で、夏から秋にかけてしばしば台風が通過する場所としても有名です。
1年間の平均気温は約23度前後で湿度は80%ほどですが、冬の平均最低温度は15度前後に下がるため、半袖の上に羽織るカーディガンやパーカーなどがあれば重宝するでしょう。
冬でも本州に比べると暖かいので、寒い冬に宮古島へ訪れている方も多くいます。
宮古島は季節問わず観光客が訪れる島ですが、マリンアクティビティを思いっきり楽しみたいのであれば夏に訪れるのがおすすめです。
ベストシーズンは、海水温が高くなる6〜9月の間になります。
梅雨の時期や台風さえ避けられれば、南国リゾートを思いっきり楽しめる場所として人気の観光地です。
主な観光スポットは、歴史史跡や映画のロケ地巡りなどが挙げられ、宮古島の歴史や戦争の爪痕などを知ることができます。
長寿の秘訣の食文化体験やワークショップも豊富で、文化を伝えていくことに力を入れて取り組んでいます。
また、沖縄といえばハブを連想する方も多いですが、宮古島は琉球諸島の面積の大きい島の中で唯一ハブが生息していない島です。
ハブがいない理由は諸説ありますが、宮古島では夜行性のハブに用心することなく夜でも安心して出かけられます。
宮古島ってどこにあるの?
宮古島は、沖縄本島から南西に約300kmの場所にある離島です。
宮古諸島は、大小8つの島(宮古島・池間島・来間島・伊良部島・下地島・大神島・多良間島・水納島)から構成されており、宮古島は中心にあります。
この諸島は、いずれもサンゴが隆起した島々です。
また、沖縄周辺の大きな島の中で唯一、川がない島でもあります。
宮古島は大きな山もなく平坦で低い大地が続く島で、池間島・来間島・伊良部島と宮古島との間に橋が架けられているため、陸路での移動が可能です。
伊良部島に架けられた橋は全長約3,540mで、無料で通行できる橋としては国内最長になっています。
地図を使って場所を説明
各都市からの距離は下記の通りです。
・東京から約1,800km
・大阪から約1,500km
・北海道から約2,500km
宮古島周辺の石垣島は約130kmの距離にあり、約320kmの地点には台湾があります。
宮古島への行き方
宮古島の位置を把握したところで、本州から宮古島にいく方法や沖縄本島から移動する手段をご紹介します。
直行便の有無や所用時間などもご説明いたしますので、参考にしてみてください。
宮古島へ行く方法は飛行機のみ
宮古島への行き方は、飛行機での移動が唯一の交通手段になります。
2008年までは、沖縄本島や本州からの旅客フェリーがありました。
しかし、運行会社の経営破綻により路線は廃止になっています。沖縄本島から貨物用のフェリーが出港していますので、車やバイクを宮古島で使用したい場合は、カーフェリーの代理店を利用して輸送が可能です。
・車の場合 40,000円ほど
・バイクの場合 20,000円〜30,000円
フェリーは、那覇から片道約9時間かかります。
宮古島には空港が2つある
宮古島には、利用できる空港が2つあります。
旅行の目的や自分が利用したい航空会社などで利用する空港が変わりますので、ぜひチェックしてみてください。
宮古空港
宮古空港は、沖縄県内で那覇空港・新石垣空港に次いで3番目に乗降客数が多い空港です。
国内線の就航会社は以下になります。
・日本航空(JAL)
・日本トランスオーシャン航空(JTA)
・琉球エアーコミュータ(RAC)
・全日本空輸(ANA)
宮古空港のターミナルビルは、サシバ(絶滅危惧種の猛禽類である鳥)をイメージした赤瓦葺きの屋根が特徴的な3階建の建物です。
空港から各場所へのアクセスは、タクシー・バス・巡回バスがあります。
2021年に期間限定で運行された巡回バスは「宮古島ループバス」と呼ばれており、宮古島観光を堪能できる場所に停車します。
マティダ市民劇場前を起点とし宮古空港・平良市街地・リゾートホテル・ビーチなどへのアクセスにぴったりの交通手段です。
内回り・外回りそれぞれ6便ほどで、1日乗車券が1,000円になります。
今後も期間限定で再開される予定なので、旅行のスケジュールとタイミングが合えば利用してみてください。
下地島空港
下地島空港は、沖縄県下地島にある地方管理空港です。
日本国内のパイロット養成の訓練飛行場として開設しましたが、現在は民営化されています。
2019年に新ターミナル「みやこ下地島空港ターミナル」が開設され、定期便が就航しました。
国内線の就航会社は、以下になります。
・スカイマーク(SKY)
・ジェットスター・ジャパン(JJP)
下地島空港の北側の沖合には、佐和田の浜を囲むように長さ20kmの美しい環礁が広がっています。
この海域に向かって伸びている滑走路は「ランウェイ17END」と呼ばれており、絶景の名所として有名です。
空港から各場所へのアクセスは、タクシーや定期バスがあります。
下地島と隣接する伊良部島との間には伊良部大橋があるので、宮古島から陸続きの島移動にぴったりの場所です。
主要空港から各空港までの距離・料金の目安
それでは、主要空港から各空港までの時間と料金の目安をご紹介していきます。
《各主要都市から宮古空港へのアクセス》
・日本航空(JAL)
羽田空港から約3時間で片道2万円〜6万円前後
・日本トランスオーシャン航空(JTA)
中部国際空港セントレア(季節運行)から約2時間30分で片道2万円〜5万円前後
関西国際空港(季節運行)約4時間で片道2万円〜5万円前後
那覇空港から約30分
・琉球エアーコミュータ(RAC)
那覇空港から約50分で片道8,000円〜2万円前後
石垣空港から約30分で片道15,000円〜6万円前後
・全日本空輸(ANA)
関西国際空港から約4時間で片道2万円〜5万円
那覇空港から約30分で片道約7,000円〜1万円前後
《各主要都市から下地島空港へのアクセス》
・スカイマーク(SKY)
羽田空港から約3時間半で片道8,500円〜5万円前後
神戸空港から約2時間30分で片道1万円〜4万円前後
中部国際空港セントレアから約3時間で片道4,300円〜3万円前後
那覇から約50分で片道で片道5,000円〜1万円前後
・ジェットスター・ジャパン(JJP)
成田国際空港から約3時間10分で片道8,000円〜4万円前後
各都市から宮古島へ行く場合は、スカイマークやLCCのジェットスターを利用すると比較的飛行機の運賃が安くなります。
各航空会社のお得なパッケージや早割などもありますので、旅行計画の際に調べてみてください。
また、オフシーズンには運賃が下がりますので、狙ってみるのも良いでしょう。
宮古島が人気の理由
宮古島の人気の理由として、たくさんの魅力に溢れた島であることが挙げられます。
ここからは、宮古島の魅力をご紹介します。
離島が好きな方やいつもと違った非日常な時間を過ごしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
とにかく海が綺麗
宮古島の魅力と言えば、一番に挙げられるのが海の綺麗さです。
絵に描いたような美しいブルーの海は、東洋一とも言われています。
宮古島の海の美しさの理由は、高い山がないので大きな川もないことです。
川がなければ、生活水が流れ込んだり雨が降った時に泥が流れ込んだりもしません。
そして、珊瑚が元気だと海の中で光合成を行い、海水の二酸化炭素を吸収して酸素とミネラルを排出することで海を浄化します。
このような理由から、宮古島の海は見た目も水質も綺麗な海として有名です。
宮古島の下地島にある与那覇前浜ビーチは、全長7kmの白い砂浜とどこまでも続く青のグラデーションの海が人気のビーチです。
遠浅で比較的穏やかなビーチなので、宮古島の海を堪能したい方は訪れてみると良いでしょう。
このビーチの他にも、砂山ビーチ・吉野海岸・パイナガマビーチ・イムギャーマリンガーデンでも綺麗な海を満喫できます。
星空に感動
自然豊かな宮古島は、星空も美しいです。
北半球ではほとんど見られない南十字星が、4〜6月に観測できます。
月によって南十字星が見られる時間が変わるので、観測する際は時間を調べてから出かけましょう。
ビーチで寝転んで星を見たり星空観測ツアーに参加したりして、宮古島の星空を堪能してください。
宮古島にはハブはいませんが、ビーチなどに出かける際に懐中電灯などを持参して足元に注意して星空観察を楽しみましょう。
旅行費が比較的安い
宮古島観光は、南国リゾートを楽しむ海外旅行に比べるとリーズナブルに旅行を楽しめる離島です。
LCCや各航空会社のお得なパッケージを利用すれば、往復の飛行機代が安くなります。
また、お洒落な格安ホテルやコンドミニアムも多く、ペット同伴可能な客室やオーシャンビューの客室も人気です。
郷土料理を味わえるコスパ抜群のレストランもありますので、事前に下調べしておくとさらにお得に旅行できるでしょう。
南国リゾートを比較的安く楽しむなら、宮古島旅行がおすすめです。
アクティビティ体験が人気
海が綺麗で手付かずの自然がいっぱいの宮古島には、多種多様なアクティビティがあります。
大自然との一体感を体験できるツアーや綺麗な海で行うアクティビティは、忘れられない特別な思い出になると評判です。
観光を堪能できるアクティビティもあるので、ぜひ旅行のスケジュールに組み込んでみてください。
宮古島を満喫するには
アクティビティ体験に参加するのがおすすめ
宮古島で行うアクティビティは、非日常を味わえるものや癒し体験ができる内容のものが多くあります。
宮古島の魅力である綺麗な海で行うものも多く、特別な体験ができるのでおすすめです。
何もせずゆっくりとした時間を過ごすのも良いですが、アクティビティ体験をして宮古島を思う存分満喫しましょう。
宮古島で人気のアクティビティ10選
宮古島では、どんなアクティビティが人気なのかご紹介します。
ヒーリング効果のあるものからエキサイティングな体験ができるものまで様々なものがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
シュノーケリング
シュノーケリングは、ライフジャケット・水中メガネ・フィン(足ひれ)を使用して、色彩豊かな熱帯魚や珊瑚を観察するアクティビティです。
宮古島の海水温は通年高く、冬場でも20度前後を保っています。
外気温が低くてもウエットスーツがあれば、十分楽しめるのが宮古島の特徴です。
シュノーケリングツアーでは、シュノーケリングに必要な道具の貸し出しを行っており、珊瑚や熱帯魚が豊富な場所への案内もしてくれます。
近年、観光客の水難事故なども増えていますので、ツアーで安全にシュノーケリングするのがおすすめです。
透明度の高い宮古島の海中を満喫するなら、シュノーケリングを選びましょう。
SUP
SUPは、ハワイ発祥のマリンアクティビティです。
大きなサーフボードの上に立ち、オールを使って海の上をスイスイと漕いでいきます。
宮古島の心地よい風を受けながら綺麗な海を滑るように移動できるので、爽快感があると評判のアクティビティです。
初心者でもインストラクターのレクチャーを受ければ、すぐにできるようになります。
体幹が鍛えられるスポーツなので、健康に関心がある方におすすめのアクティビティです。
サーフボードの上で行うSUPヨガも人気なので、ヨガに興味がある方もぜひ参加してみてください。
カヌー・カヤック
カヌー・カヤックに乗って、インストラクターと共に海を周遊するアクティビティです。
どちらも2人乗りのものがあるので、友人やカップルで一緒に利用できます。
クリアカヤックという透明なカヤックをレンタルできる会社もありますので、海の中の観察もしたい方は、クリアカヤックを選択しましょう。
海の景色は、時間と共に変わります。夕焼けを眺めながらカヌー・カヤック体験ができるツアーやシュノーケリングがセットになったツアーも人気です。
星空観察・ナイトツアー
星空観察・ナイトツアーは、宮古島の夜の景色を楽しむアクティビティです。
満天の星空を眺めながら、普段体験できないような美しい星空を楽しめます。
星空観察では、望遠鏡を使用した星空観測や宝石箱のような星空を背景にした記念撮影付きのツアーが人気です。
SNSなどで素晴らしい思い出の共有をするなら、星空ロケーションフォトがセットになったツアーを選びましょう。
ナイトツアーは、宮古島のジャングルを夜に体験するツアーです。
亜熱帯の生き物や満天の星空が堪能できる、エキサイティングなツアーになります。
運が良ければヤシガニなどの希少生物に出会える可能性もあるので、親子で参加するとお子様も喜ぶこと間違いなしです。
海以外の大自然を堪能するなら、ぜひ星空観測やナイトツアーを予定に組み込んでみてください。
ダイビング
ダイビングは、ウエットスーツ・水中眼鏡・フィンなどを着用して水中ボンベを背負い、水中観察するマリンアクティビティです。
初心者でも、ファンダイビングならインストラクターのレクチャー後にダイビング体験が可能です。
宮古島の海中には、珊瑚が豊富な場所や海中洞窟などの人気のスポットが多く存在しているので、ダイバー憧れの場所になっています。
シュノーケリングと同様に、どの季節でも比較的水温が暖かいので一年中ダイビングを楽しめるのが特徴です。
また、宮古島はウミガメに会えるスポットとしても有名なので、水中探索中に出会えるかもしれません。
ゆっくり水中散策するなら、ダイビングがおすすめです。
マリンスポーツ
マリンスポーツは、ビーチで行うスポーツの総称です。
代表的なもので、バナナボート・フライボート・水上スキーなどがあります。
宮古島の美しいビーチを堪能するなら、マリンスポーツがおすすめです。
友人や家族みんなで一緒に参加できるアクティビティが多いので、大人数でアクティビティを楽しみたい場合にマリンスポーツを選ぶと良いでしょう。
卒業旅行や家族旅行の思い出作りにぴったりのアクティビティなので、ぜひ体験してみてください。
パラセーリング
パラセーリングは、パラシュートを装着してボートから浮かび空から海を楽しめるアクティビティです。
ボートから体が浮かび上がるスリルと空に浮かんだ時の浮遊感は、今までに味わったことのない素晴らしい体験になるでしょう。
空から見た宮古島の美しい海は、忘れることができない景色になると人気のアクティビティです。
ゆっくりと降りるので安心ですが、故意に海面に降ろしてくれるオプションもあるので、スリルを堪能したい方はそちらを選択してみましょう。
パンプキン鍾乳洞探検
宮古島のパワースポットとして名高い「パンプキン鍾乳洞」は、海からしか入れない鍾乳洞です。
干潮の時間を狙って波打ち際を歩いていくツアーや、カヌーなどで訪れるツアーがあります。
このアクティビティでは、鍾乳洞の中で迫力満点のケイビングをしたり洞窟に住む生物を観察したりできます。
パンプキンの名前の通り、大きなカボチャのような迫力ある鍾乳洞が見られるアクティビティです。
スリルと幻想的な景色を堪能するなら、パンプキン鍾乳洞探検がおすすめです。
自力で訪れるのは危険が伴う場合があるため、必ずガイドと一緒のツアーで楽しみましょう。
釣り
近年では釣り人口も増えているので、宮古島に訪れたら釣りを楽しみたいという方も多いでしょう。
釣り道具を持参して行うのもよいですが、手ぶらで釣りを体験できるツアーもあります。
魚が豊富にいるポイントまで船で連れて行ってもらえたり、釣った魚を調理してくれるレストランを紹介してくれたりするので、気軽に参加できるのが魅力です。
老若男女楽しめるアクティビティなので、ぜひ家族で参加してみてください。
グラスボート
グラスボートは、ボートの底がガラス張りになっているボートです。
ボートの底がガラス張りになっているので、ガラス越しにカラフルな熱帯魚や珊瑚を観察できます。
屋根付きで雨でも楽しめるので、宮古島でも人気のアクティビティです。
宮古島旅行で雨が降ってしまったら、グラスボートで水中観察をして楽しみましょう。
運が良ければ、ウミガメにも会えるかもしれません。
まとめ
今回は、宮古島の場所や行き方について詳しくご紹介しました。
宮古島は宮古諸島にある大きな島であることや、各都市からのアクセス手段について把握できたのではないでしょうか。
この記事に記載した宮古島の魅力やアクティビティの情報をもとに、ご自身だけの旅行計画を立てましょう。