宮古島で人気のハート岩とは?(池間島・うえのドイツ文化村)人気の秘密や行き方・駐車場の有無などをご紹介
目次
宮古島で人気のハート岩とは?ハート岩は2つある?
宮古島観光の目玉として海の美しさを思い浮かべる方は多いかと思いますが、実は宮古島は海だけでなく、島内にもたくさんの魅力ある自然景観を有しているのです。
珍しい南国植物をたくさん見られるのに加え、ひときわ目を惹くのがユニークな形状をした地形の数々が存在しています。
宮古島は海底のサンゴ礁が隆起することで生まれた島であり、琉球石灰岩という種類の岩によって土地が形作られています。
そのため、宮古島や周辺の島々では、他の土地では出会えないような面白い地形を目にすることができるのです。
そんな地形の中でも多くの人々から愛されているのが、今回ご紹介させていただく2つのハート岩です。
ハート岩と聞くと、ハートの形をした岩を思い浮かべるかもしれません。
しかし、こちらのハート岩は、岩そのものがハート型をしているわけではなく、岩にハート型の穴が開いた岩なのです。
池間島(イキヅービーチ)で見られるハート岩
1つ目のハート岩は、宮古島から池間大橋で地続きになっている池間島のイキヅービーチで見ることができます。
イキヅービーチは、規模こそ大きくありませんが、青々とした海を眼前に見られるロケーションで人気のスポットです。
2012年に放送されたNHKの連続テレビ小説「純と愛」でも、ロケ地として使用されました。
スポットの特徴
このスポットの特徴は、なんといってもハート型に穴が開いたハート岩と青い海が合わさった絶景です。
ハート岩はいつでも見られるわけではなく、干潮の時間帯にしかそのユニークな姿を目にすることはできません。
満潮の時間帯にはハート岩が海に隠れてしまうため、干潮になる時間を調べた上で訪れる必要があるでしょう。
ハートが現れている時間帯に訪れれば、穴を潜り抜けることもできますので、カップルで訪れれば盛り上がるスポットの一つでしょう。
アクセスについて
イキヅービーチまでは宮古島から池間大橋を渡り、池間島に入ったら県道を左回りに進んでいきます。
しばらく進むと道路の左にハート岩と書かれた看板が置かれていて、10台ほどの駐車スペースを見つけられるでしょう。
宮古空港からは30分強、下地島空港からでは40分強の時間で到着できます。
住所は沖縄県宮古島市平良前里ですので、カーナビの検索などを利用して訪れるのもおすすめですよ。
うえのドイツ文化村で見られるハート岩
続いて、もう1つのハート岩である、うえのドイツ文化村のハート岩について見てみましょう。
宮古島にあるうえのドイツ文化村は、台風で座礁してしまったドイツの商船を宮古島の人々が助けたという明治時代の出来事に端を発しているテーマパークです。
園内にはいくつかの美しい遊歩道が整備されていて、そこから海を見下ろす形でハート岩を目にすることができるでしょう。
スポットの特徴
うえのドイツ文化村のハート岩は、遠方の海中に目視することができるというものであり、イキヅービーチのように目の前まで行ったり潜ったりという楽しみ方はできません。
しかし、遠くからとはいえ、くっきりとハート型に見える岩が青い海の中に浮かんでいる光景は非常に印象的で、きっと旅行の素敵な思い出になってくれます。
なお、こちらのハート岩も、見られるのは干潮時限定ですので、時間帯をしっかりと調べてから訪れると良いでしょう。
また、うえのドイツ文化村そのものも人気の高いスポットで、ドイツ商船を救助したときの記録などが見られる博愛記念館は見応えのある展示となっています。
宮古島の海をたっぷりと堪能できる水中観光船に乗ることもできますので、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
アクセスについて
宮古空港からうえのドイツ文化村までは、車でおよそ13分の距離となっています。
空港から県道190号、県道202号と経由して海側に向かっていけば、迷わず辿り着くことができるでしょう。
下地島空港からは県道252号沿いに、およそ30分強の道のりです。
こちらの住所は、沖縄県宮古島市上野宮国775-1となっています。
ハート岩の見どころ
ハート岩を見る際は、ハート型になっている空洞部分はもちろんですが、岩そのものにも目を向けてみましょう。
琉球石灰岩から成るハート岩はゴツゴツとした独特の質感をしていて、かつてサンゴだった面影が感じ取れるはずです。
宮古島全体がこの琉球石灰岩によって成り立っている島ですので、ハート岩を眺めれば島そのものの歴史を感じさせてくれることでしょう。
ハート岩を通して日本有数の観光島が辿ってきた歴史に思いを馳せることができることから、宮古島観光がより味わい深いものになるかもしれません。
SNS映え抜群!写真撮影を楽しもう!
ハート岩を訪れる際の楽しみといえば、その独特でユニークなフォルムを活かした写真撮影です。
特に、目の前まで行けるイキヅービーチのハート岩では、アイデア次第で色々な面白い写真を撮れることでしょう。
珍しいハート型の岩の前で写真を撮れば、InstagramなどのSNS映えすること間違いなしの写真ばかりになるのではないでしょうか?
海や空の青さ、美しさを活かしつつ、ぜひ最高の一枚を撮影してみてください。
恋愛のパワースポット
ハート岩は恋愛のパワースポットと呼ばれており、カップルでハート岩を見に行けば、二人が円満な恋愛関係を続けていく後押しをしてくれることでしょう。
また、恋人が欲しいという方もぜひハート岩を訪れて、願いを掛けてみてはいかがでしょうか?
1人での旅行でもお友達との旅行でも、ハート岩を訪れて恋愛成就を祈願してみると盛り上がること間違いなしです!
事前に干潮の時間を確認しておこう
イキヅービーチとうえのドイツ文化村、どちらのハート岩も干潮の時間にしか見ることができません。
しかし、干潮の時間と言われても、どう調べればいいのでしょうか。
干潮時間を調べるためには、気象庁が発表している「潮位表」を利用するのがおすすめです。
気象庁の潮位表では、地域ごとの干潮時間を正確に調べることができますので、しっかりエリアを絞り込んで調べれば、適切な時間に足を運ぶことができますよ。
池間島(イキヅービーチ)周辺の人気観光スポット
イキヅービーチでハート岩を見る際は、併せて訪れたいスポットを事前に見繕っておくことをおすすめします。
近辺の人気観光スポットを把握しておけば、効率よくさまざまな楽しみを体験することができるでしょう。
ここでは3つのスポットをピックアップしましたので、順にチェックしていきましょう。
フナクスビーチ
イキヅービーチとセットで訪れたいスポットとしてまずご紹介させていただくのは、プライベートビーチのような雰囲気を味わえるフナクスビーチです。
このビーチの入口にはブロックが積まれており、それがビーチの目印となっていることから、ビーチそのものが「池間ブロック」とも呼ばれています。
スポットの見どころ
フナクスビーチは、元々場所がわかりにくいことから知名度が低く、知る人ぞ知る穴場スポットとしてごく少数の人だけが訪れるスポットでした。
しかし、近年ではSNSに写真が投稿されることなどで認知されるようになり、訪れる人が増えてきています。
そのため、看板や駐車場が設置されるようにもなり、訪れやすいスポットとなりました。
それでも、ガイドブックに載っているような有名ビーチと比べるとひっそりとした雰囲気を味わえるため、静かな旅行を楽しみたい人にはおすすめのスポットと言えるでしょう。
シュノーケリングスにも向いているスポットであり、サンゴ礁や熱帯魚たちの姿をじっくり観察することができますが、監視員がいないビーチのため、安全管理には十分気を付けてください。
基本情報
フナクスビーチに向かう際は、池間大橋を渡ってから池間島の北海岸へと進みましょう。
右回りの道路で向かう方が若干近く、約7分で到着することができます。
住所は沖縄県宮古島市平良字池間となっています。
西平安名崎
イキヅービーチへ向かう際に必ず通ることになる池間大橋の手前にある西平安名崎(にしへんなざき)は、往路と帰路のどちらでも訪れやすいおすすめスポットです。
宮古島の北端に位置している西平安名崎には展望台があり、島の中でも指折りの絶景を目にすることができます。
スポットの見どころ
西平安名崎の岬にある展望台では、宮古島と池間島を繋ぐ1.5km近くの大橋梁、池間大橋を望む特徴的な景観と出会うことができます。
宮古島と池間島の極めて美しい海をオーシャンビューで臨みつつ、その上に渡された巨大な橋という光景は、なんとも壮観で非日常的なものです。
他の土地では目の当たりにするのが難しい、宮古島を象徴する絶好のロケーションだと言えるでしょう。
時間帯ごとの日差しの加減によって色味や見え方が変化する点も面白いので、行きと帰りの両方で訪れて差を比べてみるのもおすすめですよ。
基本情報
宮古島市街から西平安名崎を目指す際は、まず県道83号を北に向かいましょう。
案内標識を目印に池間島方向へ左折すると県道230号に入り、そのまま道なりに進んでいくと橋の手前に西平安名崎が見えてきます。
住所は沖縄県宮古島市平良狩俣であり、もし道がわからなければカーナビなどを利用するようにしましょう。
八重干瀬
3つ目にご紹介させていただくのは、「日本のグレートバリアリーフ」とも称される国内最大級のサンゴ礁スポット、八重干瀬(やびじ)です。
八重干瀬は宮古島から北の海に広がっており、さまざまな場所からシュノーケリングツアーなどで向かうことができますが、最短距離で向かえるのは池間島からとなっています。
スポットの見どころ
八重干瀬には、なんと25kmにも及ぶ広大な範囲に膨大な数の環礁が群生しており、想像を絶する美しさと出会うことができるスポットです。
宮古島はその地形上、海に土砂などが流出しないため、不純物が混ざっていないクリアな海が大きな特徴の一つです。
そんな透明な海に広がる卓状サンゴには、映画ファインディング・ニモで知られるカクレクマノミやナンヨウハギをはじめとするさまざまな生き物が生息しています。
運が良ければウミガメと出会うこともでき、その愛らしい姿には目を奪われてしまうこと間違いなしです。
基本情報
八重干瀬に向かうツアーの出発点となる池間港は、池間大橋を渡って左周りの道を進めばすぐに到着することができるでしょう。
住所は沖縄県宮古島市平良池間です。
うえのドイツ文化村周辺の人気観光スポット
続いて、うえのドイツ文化村と併せて巡りやすい人気観光スポットについても見ていきましょう。
見所の多いスポットを2つピックアップしましたので、ぜひ観光の際の参考にしていただければ幸いです!
ユートピアファーム宮古島
ユートピアファーム宮古島は、たわわに実ったトロピカルフルーツや咲き乱れている南国植物を間近に眺めることができる観光農園です。
丁寧に管理された宮古島特有の植物の数々は、色鮮やかな姿と芳しい香りで訪れた人々を魅了してくれます。
スポットの見どころ
ハイビスカスやブーゲンビレアをはじめ、多種多様な花々が季節ごとに美しい姿を見せてくれる空間を訪れれば、心身ともに深いリラックス効果を得られることでしょう。
マンゴーやバナナ、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツは眺められるだけではなく、スイーツとして味わうことが可能です。
フルーツパーラーで提供されているフルーツソフトやマンゴープリン、パフェなどはいずれも絶品で、色々なメニューを試してみたくなることでしょう。
お土産品の販売も充実しているため、さまざまな観光需要を一度に満たせるおすすめ度の高いスポットとなっています。
基本情報
ユートピアファーム宮古島へ向かう際は、県道190号から202号へと経由していくのがおすすめです。
住所は沖縄県宮古島市上野字宮国1714-2となっています。
しろう農園
最後にご紹介させていただくしろう農園は、なんと7ヘクタールにも及ぶ日本最大の規模でアロエベラの栽培を行っているスポットです。
宮古島の土壌はアロエベラの生育に非常に適しており、一面に広がるアロエベラ畑の壮観さには思わず言葉を失うほどでしょう。
スポットの見どころ
アロエベラを大々的に栽培しているしろう農園では、貴重なアロエベラの苗や生葉、美味しくて健康にいいアロエジュースを購入することができます。
アロエを使用したフラッペやベーグルなどの軽食も提供されており、健康的で優しい甘みの虜になってしまうことでしょう。
また、こちらの農園はヤギふれあい牧場でもあり、アロエベラの生育を邪魔する雑草を食べてくれるため、たくさんのヤギたちが放牧されているのも特徴です。
うさぎも一緒に飼育されていて、そのほのぼのとした空気感に触れれば思わず頬が緩んでしまうこと間違いなしです。
ヤギたち一匹一匹に名前が付けられ、家族のように大切に扱われている様子は、なんとも可愛らしく、和まされるスポットとなっています。
基本情報
うえのドイツ文化村を出て左折し、西へ進んでいけばすぐにしろう農園へ辿り着くことができるでしょう。
住所は沖縄県宮古島市上野宮国となっています。
まとめ
今回は、宮古島を代表する観光スポットである2つのハート岩と、その近辺の観光スポットをご紹介させていただきました。
ハート岩は非常に印象的なスポットですので、そこを中心としたプランを組み立てることで充実した観光を楽しむことができますよ。
ぜひハート岩に足を運んで、ムードあるひと時を過ごしてみてくださいね!