宮古島のマングローブの島尻マングローブと川満マングローブを徹底比較します!
目次
みなさんこんにちは!マングローブといえば西表島、石垣島のイメージが強い方が多いかもしれませんね。実は宮古島にもマングローブの群生地はあるんです!本記事では宮古島の島尻マングローブと川満マングローブについてご紹介いたします。
宮古島の島尻マングローブとは
島尻マングローブは、宮古島最大のマングローブの群生地です。宮古島に自生するマングローブの全種(ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキ)を観ることができる場所です。島尻マングローブには、木造や石造の橋が各所にあり、日本とは思えない非日常感を堪能することができます。
マングローブ林周辺には干潟が広がっており、フタハオサガニやオオアシハラガニモドキ、クマドリオウギガニ、ヒメシオマネキ、ニナミコメツキガニといった多種多様なカニが生息しています。
その他にもトビハゼなども生息しており、干潟の上を蟹がちょこちょこ歩き回る姿や、ハゼがぴょんぴょん飛んでいる可愛らしいところを目にすることができます。そんな汽水域に生息するカニやハゼを狙う野鳥も集まっており、亜熱帯の生態系を間近で感じることができます。
住所:沖縄県宮古島市平良字島尻
アクセス:宮古空港から車で約30分
利用料金:無料
駐車場:あり
トイレ:あり
宮古島の島尻マングローブの行き方
市街地からアクセス
島尻マングローブは、市街地から池間島方面へ向けて県道230号線を進みます。島尻集落の入江へ入るとマングローブがあります。遊歩道が整備されているので、10~15分で散策することができます。
宮古空港からアクセス
宮古空港から、車で約20分でアクセスすることができます。宮古空港をでて池間島方面へ北上し、 県道83号線を経て230号線を進みます。島尻集落のある海沿いの道を進むと、島尻マングローブ行きの看板があるので、そちらを右折すると到着します。
宮古島の島尻マングローブの遊び方
島尻マングローブの最大の特徴は、宮古島に自生するマングローブの全種類を見ることができる点です。遊歩道が整備もされているので、のんびり歩きながら観察することができます。マングローブだけでなく、他にも亜熱帯の植物がたくさん生育しているので植物観察に向いています。
また先ほどもご紹介した通り、干潟にはカニやハゼが生活しているところを確認することができます。カヌークルージングの体験ができるツアーも催行されているので、カヌーに乗ってのんびり動植物の観察をしてもいいですね。
宮古島の川満マングローブとは
川満マングローブは、与那覇湾沿いにあるマングローブ林です。このマングローブには、約400mにも至る木造の遊歩道があり、橋上からは川満マングローブ(オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、メヒルギなど)を観察するのにとても向いています。
島尻マングローブ同様に、干潟にはカニやトビハゼなどの生き物鑑賞をすることもできます。ここのマングローブは、特に潮位の差により全く違う風景を楽しむことができるスポットです。ぜひ、干潮と満潮どちらも訪れていただきたいです。
住所:沖縄県宮古島市下地字川満
アクセス:宮古空港から車で約5分
駐車場:あり
お食事処:なし
トイレ:なし
宮古島の川満マングローブ行き方
※現在橋が崩壊して立ち入り禁止になっております
川満マングローブは、宮古空港から車で約5分の場所に位置しています。宮古空港を出て、国道390号線を経て下地線を下地地区方面へ進みます。道路沿いの住宅街に隣接しています。道沿いの住宅地に、川満マングローブは隣接してあります。
板も案内標識もありませんが、点滅信号を越えてすぐ右折するとマングローブにアクセスできるので、点滅信号を目印にすると良いでしょう。少しわかりにくい場所に位置してはいますが、駐車場もあるので車でアクセスして問題ありません。
宮古島の川満マングローブの遊び方
干潮時には、マングローブ特有の蛸足のような形をした根っこなど、本土では見ることができない亜熱帯特有の風景を楽しむことができます。マングローブに住んでいる生き物も、干潮時には地表に姿をあらわすので、生き物観察したい方にも、干潮が引いているときに訪れるのがベストです。
遊歩道や展望デッキ、案内板もあるので気軽に散策したり、大自然を一望したりと楽しめる要素が豊富です。ヒルギ科の植物が多く植生しているため、宮古島らしい自然を堪能できます。現在は封鎖されているため立ち入ることはできませんが、見学ができる日が再度訪れたらぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。
島尻マングローブと川満マングローブの違い
島尻マングローブは、宮古島のマングローブが全て見られることが一番の見どころでしょう。有名なフォトスポットである島尻橋は、周囲のマングローブを一望することができます。島尻のマングローブは、海の森と称されるほど雄大で美しいものです。橋上から眺めて、自然に癒されるのもありではないでしょうか。
一方、川満マングローブの1番の見所は、パワースポットとしても有名であり、スピリチュアルな雰囲気が漂うスポットである点です。川満マングローブには"命の水ウプカー"と呼ばれる湧水があります。この湧き水は、長期の干ばつにも耐え抜き枯れることのなかった泉です。昭和30年ころまで、川満集落の方々の生活を支えたライフラインです。そんな神秘的な泉であることから、パワースポットとしても知られます。
そんな湧き水が流れる清流には、綺麗な淡水を好む生物が多く生息しており、そこから河口にかけて塩性湿地帯ならではの生態系を育んでいます。マングローブの種類量では、島尻マングローブ林には負けますが、川満マングローブは島尻と異なる雰囲気を感じる魅力的な場所です。
まとめ
島尻マングローブと川満マングローブについてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。宮古島最大のマングローブ群生地、一方パワースポットとも知られる不思議な魅力があるマングローブ林。どちらも個々に惹きつけられるものがありました。あなたはどちらのマングローブが気になりましたか?両方訪れて比較してみてもいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。